豪華観光列車で瀬戸内巡ろう JR高松駅で出発セレモニー

JR高松駅を出発する豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」

 東急(東京)の豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」で瀬戸内エリアを巡るツアーの出発セレモニーが26日、高松市のJR高松駅で開かれた。JRや香川県の関係者らが見送る中、ロイヤルブルーの列車が初日の目的地・琴平駅に向かった。

 ザ・ロイヤルエクスプレスは、東急が2017年から伊豆半島などで運行する観光列車で、岡山市出身の工業デザイナー水戸岡鋭治さんが内外装のデザインを担当。西日本を走るのは初めてで、東急のほか、JR四国、JR西日本などが協力し実現した。

 ツアーの出発地・岡山駅を出た列車は高松駅に停車。東急やJR関係者、池田豊人香川県知事らが出席したセレモニーで、東急の堀江正博社長は「四国の魅力を存分に堪能できる旅を用意できた。多くの人々に瀬戸内の素晴らしさを知ってほしい」とあいさつした。

 ツアーは、岡山駅を出て香川、愛媛県を巡り、しまなみ海道観光や瀬戸内海クルーズを楽しむほか、地元食材を使った料理も味わう3泊4日の旅。3月まで計6回あり、料金は1人96万円から。各回定員30人の募集に約2倍の応募があった。

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