「嫌疑なし」と不起訴処分も…自民党安倍派の塩谷座長の進退は? 「政治とカネ」国会で論争へ

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題です。1月26日から通常国会が始まり「政治とカネ」をめぐる論争が激しくなると予想されていますが、渦中の人物の1人、自民党安倍派の塩谷立座長は、26日も詳しい説明を避けました。

【写真を見る】「嫌疑なし」と不起訴処分も…自民党安倍派の塩谷座長の進退は? 「政治とカネ」国会で論争へ

午後1時。通常国会の開会式では冒頭、額賀衆議院議長が能登半島地震で亡くなった方に哀悼の意を捧げる式辞を述べた後、天皇陛下がお言葉を述べられました。

この国会では、自民党の派閥の裏金事件を受けた「政治とカネ」の問題が最大の焦点となります。中でも注目されているのが、安倍派のトップ塩谷立座長の処遇です。

<山口駿平記者>
「きょう午後、議員会館では安倍派の常任幹事会が開かれました。安倍派解散に関わる事務手続きなどについて主に話し合われたということです。塩谷議員ら幹部の処遇についてはごくわずか話題に出たものの、具体的な進展はありませんでした」

関係者によりますと、26日の安倍派の会合では、塩谷座長から進退についての具体的な発言はなかったということです。

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件をめぐって、東京地検特捜部は、刑事告発を受けていた塩谷座長ら安倍派幹部議員7人と森元総理を「嫌疑なし」として26日付けで不起訴処分としました。

自民党内部から責任を問う声や離党論まで浮上しているという塩谷座長。近く地元で記者会見を開き、裏金問題などについて説明する予定だということです。

© 静岡放送株式会社