本施設では、Z世代を中心とする若者とサブカルチャーの拠点である池袋から、eスポーツの新たなカルチャー・ムーブメントを発信。店内では「RAGE」のeスポーツコンテンツを観ながら飲食ができるほか、今後「RAGE」のeスポーツイベントのパブリックビューイングの開催も予定されている。

オープニングセレモニーは、3部構成となっており、1部では施設説明やフォトセッション・テープカット、2部では登壇者によるパネルディスカッション、3部では施設内の内覧会が行われた。

■「Café and Bar RAGE ST オープニングセレモニー」登壇者

・JR東日本グループeスポーツカフェ有限責任事業組合
株式会社JR東日本クロスステーションフーズカンパニー長常務取締役深谷光浩（ふかがいみつひろ）
株式会社JR東日本クロスステーション常務執行役員フーズカンパニー外食事業部長坂下佳久（さかしたよしひさ）
株式会社ジェイアール東日本企画代表取締役社長赤石良治（あかいしりょうじ）
JR東日本スポーツ株式会社代表取締役社長穴吹昌弘（あなぶきまさひろ）
・東日本旅客鉄道株式会社池袋営業統括センター池袋駅長伊藤正栄（いとうまさよし）
・株式会社CyberZ RAGE ゼネラルマネージャー大崎章功（おおさきあきのり）
・エレクトロニック・アーツ株式会社 Japan Marketing and Communications Manager 徳永大地（とくながだいち）
・株式会社Cygames マーケティング本部副本部長兼 eスポーツ室室長川上尚樹（かわかみなおき）
・MC／パネラー OooDa
・MC 平岩康佑（ひらいわこうすけ）

はじめに登壇した深谷氏は、「Café＆Bar RAGE ST」をオープンできることの喜びをコメント。「この施設があるから池袋に行きたいと思わせるような場所を作りたい。その具体的な取り組みの1つがこの施設」という狙いとともに、これまでにないeスポーツカフェを作ることができたと自信をのぞかせた。

大崎氏は、eスポーツの観戦とゲームプレイを初めて楽しむ人のきっかけになれるような場所を目指したいと述べた。

坂下氏からは、1階のカフェ＆バーエリアに関する説明が。1階では7台のモニターを活用し、eスポーツのイベントや大会のパブリックビューイングが行えるようになっており、座席は81席を用意。立ち見を含めると、100名くらいが集える場所となるようだ。

また、駅ナカで飲食を営んできたノウハウを生かし、自慢のフードもラインナップしているとのこと。RAGEバーガーやRAGEカツカレーといったオリジナルメニューをはじめ、夕方からはスペシャルメニューも用意されている。ドリンクについても、カフェ利用にあわせたソフトドリンクはもちろん、合計20種類のアルコールも取り揃えられている。

カフェの店長を務めるつちださんは、「笑顔で楽しめる環境を作っていきたい！」と意気込みをコメントした。

最後に穴吹氏からは、松戸から池袋に移ることになったJexer e-sports station（2階のPCプレイエリア）。PCも高スペックのものをラインナップしているとのことだ。

第1部の終わりには大崎氏、赤石氏、深谷氏、穴吹氏、伊藤氏によるテープカットが行われた。

第2部では大崎氏、徳永氏、川上氏、OooDaさんによるeスポーツにまつわるテーマでのディスカッションが実施。なお、今回欠席となってしまったライアットゲームズ Commercial Partnership Japan Lead 進浩一郎氏からのオープンを祝うコメントが読み上げられた。

直近のeスポーツ市場については、コロナ禍を経て大きく変化したと全員が口を揃えていた。また、流行前、最中、収束後で大きく環境が変わり、プレイする人はもちろん、イベントや大会のオンライン配信、ゲームをプレイする配信者・VTuberを“見る”層が増えてきたことについても、全員が感じているようだ。

今後のeスポーツの展望に関しては、昔と比べてもかなり身近なコンテンツとなってきたので、より身近に、エンタメとしても野球やサッカーといったスポーツと同じレベルになれればと語る一同。そのための取り組みも考えていくとコメントした。

オープニングセレモニーの後には、「Café＆Bar RAGE ST」の内覧会も実施された。今回はグッズエリアとPCプレイエリアの模様をお届けする。

グッズエリアには、RAGEのグッズはもちろん、eスポーツプロチームのアパレルやグッズ、ゲームのグッズもラインナップ。施設のオープン日である1月28日にはeスポーツプロチーム・PaperRexとのコラボ商品も販売されるので、要注目だ。

PC17席＋配信ブース1室が用意されたPCスペース。「VALORANT」「APEX LEGENDS」などをプレイでき、1階で購入したフードも飲食できる。受付横にあるデバイスはレンタル可能にもなっている。料金などの詳細は、公式サイト（https://www.jexer.jp/e-sports/）をチェックしてほしい。