吉田麻也「“人にお金を払ってもらう”のは本当に難しい」日本プロサッカー選手会会長として奔走した「JPFAアワード2023」を振り返る

吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也の切り替えて行こう!」(毎週土曜9:30~9:55)。吉田麻也が“何があっても切り替えて行こう!”というDFならではのスローガンを掲げ、最新のニュースやリスナーからのメールに鋭く反応していく番組です!今回の放送では、昨年末に開催された「極楽湯 presents JPFAアワード2023」を振り返りました。

パーソナリティの吉田麻也

吉田:おかげさまで、(2023年12月31日に)2回目となる「JPFAアワード」を開催することができました。そもそも“JPFA(Japan Pro-Footballers Association)とはなんぞや?”という話ですが、これは「日本プロサッカー選手会」という選手の集まりでございます。

そのなかで、僕が一昨年(2022年6月)から選手会長を務めさせていただいていますが、そこで“選手が選手を讃えるアワード”をつくってみようと、2年前から始めました。今回、日本で店舗数日本一のお風呂屋さん・極楽湯さんが冠スポンサーについてくれましたので、正式名称は「極楽湯 presents JPFA アワード2023」に決まりました。

(アワードでは)J3、J2、J1、そして全体のベストイレブンとMVPが発表され、MVP(最優秀選手)は2年連続で三笘薫選手(プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属)が受賞。全体のベストイレブンでは、国内組で唯一、ヴィッセル神戸の大迫勇也選手が受賞しました。このアワードのポイントは、実際に対戦した選手が“すごかった!”と思った選手に投票すること。Jリーグ独自のアワード(「Jリーグアウォーズ」)もあるんですけど、それとはちょっと違う形で、選手が選手を讃える賞として開催させてもらっています。

なぜこれがやりたかったかといいますと、僕がイギリス(プレミアリーグ)にいたときなのですが、イギリスの選手会ってものすごく大きくて、日本のサッカー協会と同じくらいの予算を持っていたりするんです。そして、毎年アワードを開催していて、ロンドンの大きなイベント会場にタキシードを着て集まるんですね。それを見てから、日本にもそのくらい選手が注目されたり、表彰されるものがあってもいいんじゃないかとずっと思っていました。それで、僕が会長に主任した際、アワードの開催を1つのスローガンに掲げて1年目からおこないました。

しかし、そのときは自分たちでお金を用意して開催したので、“そもそも選手のための選手会なのに、自分たちが集めたお金でやっちゃうのは本末転倒だな”と思っていました。だから、2年目は必ずスポンサーをつけないといけないと思っていたのですが……かなり悪戦苦闘しました。でも改めて“人にお金を払ってもらう”というのは本当に難しいことなんだと身をもって感じて、とてもいい勉強になりました。

今回スポンサーになっていただいた株式会社極楽湯さん、ユーロプラス(EPG株式会社)さん、株式会社サンメディカルさんには感謝の気持ちでいっぱいですし、大みそかに無料放送していただいたABEMAさんにも本当に感謝しています、ありがとうございました! 今年は、よりブラッシュアップしてやりたいなと思っておりますので、皆さんぜひよろしくお願いします!

<番組概要>
番組名:吉田麻也の切り替えて行こう!
放送日時:毎週土曜9:30~9:55
パーソナリティ:吉田麻也
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/kirikae/

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