三笘に久保!川崎市出身のサッカー選手「最強の5人」

現在の日本代表において、攻撃の中心選手となっている三笘薫と久保建英。

彼ら2人は、いまや150人万都市となった神奈川県川崎市の出身選手としても知られている。

そこで、近年続々とスターを輩出している川崎市出身のサッカー選手で「最強の5人」を紹介する、

森本貴幸

1988年5月7日生まれ

Jリーグの元祖「怪童」。2004年に史上最年少の15歳10ヶ月6日でプロデビューを果たした際は、その風貌から怪物ロナウドにも例えられた。

当時J1の東京ヴェルディで1年目から22試合に出場、4ゴールを記録。18歳となった2006年夏にイタリア・セリエAのカターニアへ移籍し、3年目の2008-09シーズンには7ゴールをあげている。

2010年の南アフリカワールドカップに参加した時点でまだ22歳。その後の日本代表を背負っていくことが期待されたが、怪我もあり2012年を最後に代表からは遠ざかってしまった。

2013年にJリーグへ復帰し、ジェフユナイテッド千葉や地元の川崎フロンターレ、アビスパ福岡に所属。35歳になった今も現役を続けており、昨年8月にイタリア4部のアクラガスと契約するもビザの関係でプレーはかなわなかった。

仲川輝人

1992年7月27日生まれ

2019年、川崎市出身初のJリーグMVPに輝いた快速アタッカー。

川崎フロンターレのアカデミー出身で、トップ昇格できなかったため専修大学へ進学。チームは仲川が加入した2011年から関東1部を4連覇し、仲川自身も2013年にリーグ得点王に輝いている。

4年次に右膝前十字靭帯の大怪我を負ったものの、その中でオファーを提示した横浜F・マリノスへ2015年に加入。FC町田ゼルビアやアビスパ福岡への期限付き移籍を経てチームの中心選手に成長していった。

2019年にJ1優勝を達成すると、直後のE-1選手権で日本代表デビュー。その後怪我もあったが、2022年にリーグタイトルを奪還し、2023年からはFC東京でプレーしている。

三笘薫

1997年5月20日生まれ

現在の日本代表のエースと言える世界的ウィンガー。

U-10の2期生として川崎フロンターレのアカデミーに加入(1期生が板倉滉や三好康児)。高校3年次にはトップチーム昇格が内定したが、自身の決断により筑波大学へ進学する。

大学の4年間でドリブルを極め、2020年に川崎でプロ入りすると1年目から大活躍。J1で13ゴール12アシストを記録し、チームをリーグと天皇杯の2冠へ導いた。

2021年夏に欧州へ渡って以降の活躍はご存じの通り。カタールワールドカップ後に所属のブライトンでも主力となっている。現在出場しているアジアカップでの復帰が待ち遠しい。

田中碧

1998年9月10日生まれ

カタールワールドカップで1歳年上の三笘薫とともに「鷺沼兄弟」として日本中を沸かせ、スペイン戦では決勝点を決めた“持ってる”MF。

川崎フロンターレのアカデミーから2017年にトップチームへ昇格。プロ2年目の9月にJ1デビューを飾ると、その試合でいきなり初ゴールを決めてみせた。

その後は中村憲剛、大島僚太、守田英正という偉大な先輩の背中を見ながら急成長。2019年にJリーグ・ベストヤングプレーヤー賞を受賞し、チームが2冠を達成した翌2020年にはベストイレブンに選出されている。

2021年夏にドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへ移籍。日本代表にも中心選手として活躍した2021年の東京五輪以降定着している、今年こそはクラブでステップアップを果たしたい。

久保建英

2001年6月4日生まれ

最後は、日本の若き至宝。2011年夏に川崎フロンターレU-10から名門バルセロナへ加入した際は大きな話題となった。

ラ・マシアと呼ばれるバルサのアカデミーで主力として活躍。クラブがFIFAから制裁措置を受けたことから、2015年3月に帰国してFC東京のアカデミーへ入り、翌年の11月には15歳5ヶ月1日でJリーグ最年少デビューを果たした。

18歳の誕生日を迎えた直後の2019年6月14日、レアル・マドリーへ電撃移籍。その後はラ・リーガクラブへのローンを重ねながら着実に成長していった。

横浜市出身のサッカー選手で「最強のベストイレブン」はこれ

そして2022年夏に完全移籍したレアル・ソシエダにて、“師匠”ダビド・シルバのもと大ブレイク。いまやラ・リーガ屈指の選手として欧州中から熱い視線が注がれている。

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