米12月物価、2.6%上昇 コアは2年9カ月ぶり低さ

 【ワシントン共同】米商務省が26日発表した2023年12月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月より2.6%上がり、伸び率は前月と同じだった。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数上昇率は2.9%と2021年3月以来、2年9カ月ぶりの低さとなった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が物価の目安として重視しているPCE物価指数の伸び率は市場予想と一致し、コア指数は予想の3.0%を下回った。FRB目標の2%を上回っている中で、金融市場では今月30、31両日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決めるとの見方が優勢だ。

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