作新、センバツ決定 2年連続12度目 春の便り 3月18日開幕

2年連続12度目のセンバツ出場が決まり、小森主将を胴上げして喜ぶ作新ナイン=26日午後4時10分、宇都宮市一の沢1丁目

 第96回選抜高校野球大会(3月18日から13日間・甲子園)の出場32校を決める選考委員会が26日、大阪市の毎日新聞大阪本社で行われ、昨秋の関東大会を制した作新学院の2年連続12度目の出場が決まった。

 選出校は午後3時半から21世紀枠の2校、一般選考枠の30校が北の北海道地区から順に発表された。作新学院の選手や学校関係者がグラウンドに用意されたテレビモニターで発表の行方を見守る中、同校の名前は関東地区の1番目で挙がった。

 小針崇宏(こばりたかひろ)監督(40)は監督として4度目の選抜大会出場。記者会見で「選んでいただいて感動している。全員が全力プレーで大会に臨みたい」と意気込みを語り、小森一誠(こもりいっせい)主将(17)は「チーム一丸で(前回大会の)8強を超え、(1962年以来の)日本一を目指したい」と力を込めた。

 昨秋の関東大会で7年ぶり6度目の優勝を飾った作新学院は投打の充実ぶりが評価された。打線は3試合で49安打27得点。投手陣は2試合14イニングで自責点0と好投した主戦の小川哲平(おがわてっぺい)(17)を中心に粘りを見せた。初戦の2回戦で帝京三(山梨2位)、準々決勝で常総学院(茨城1位)をいずれも7-2で破り、決勝は山梨学院(山梨1位)に計28安打の猛攻で13-4と大勝。選抜大会出場が確実視されていた。

 選抜大会の組み合わせ抽選会は3月8日午前9時から、大阪市内で行われる。

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