J2水戸 沖縄キャンプ 悲願のJ1向け始動

初日の練習でランニングするJ2水戸の選手たち=豊見城総合公園陸上競技場

J2水戸は26日、沖縄県豊見城総合公園陸上競技場で本格的にキャンプをスタートさせた。2月4日まで選手同士の連携や戦術理解を深め、悲願のJ1昇格への礎を築いていく。

昨季から約半数の選手が入れ替わったことから、午前は基礎となる守備のコーチングと連動性をハーフコートで反復確認。午後はサイドを起点とした攻撃と守備を確認し、試合形式の実践練習などで汗を流した。

昨季は守備がもろく、大量失点での敗戦が相次いだ。「既存の選手が引っ張って、新加入選手との形を擦り合わせなければいけない」と村田。積極的に声を掛け合いながら、スピーディーな展開を意識した。始動時に全員で定めた「J1昇格」も、「失点を減らさないことには始まらない」と力を込める。

同じく既存のサイドバックとして活躍が期待される長井は「周りに意見を言って、聞いて、まずは全員が理解した上での守備を目指す」と話す。浜崎体制2年目となる今季は、ボールを奪った後の組み立て方が成長の評価基準となりそうだ。

27日は吉の浦公園ごさまる陸上競技場でJ1G大阪と練習試合を行う。

■地元市長が激励 浜崎監督「成果示す」

○…浜崎監督らが、5季連続となるキャンプ拠点の豊見城市・徳元次人市長から激励を受けた。

徳元市長は「この豊見城で練習した後の結果が今季に反映されることを期待している」と願った。また、記念品として同市に本社を構える上間菓子店の県産名菓「スッパイマン」などが贈られた。

浜崎監督は「われわれも豊見城市を後押しできるような成果を示していく。充実した時間を過ごしたい」と感謝の意を表した。

徳元次人豊見城市長(左)から地元特産の菓子などを受け取ったJ2水戸の浜崎監督(左から2人目)ら=豊見城総合公園陸上競技場

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