プラクティスで負傷したドライバーの代役でピエトロ・フィッティパルディがデイトナ24時間出場へ

 1月27〜28日に決勝レースが行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦『デイトナ24時間レース』に、急きょピエトロ・フィッティパルディが出場することが決定した。

 彼は負傷したクレモン・ノバラクの代役として、インターユーロポル・バイ・PR1/マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソンのステアリングを握り、LMP2クラスに出走することになる。

 ノバラクは26日に行われた最終プラクティスにおいて、ピットレーンでの事故によって足と腰を負傷したという。チームはノバラクの負傷が深刻なものではないと説明しているが、レースへの出場は取りやめることとなった。

 リック・ウェア・レーシングのオレカで昨年のデイトナ24時間に参戦したフィッティパルディは、クラス2番手で予選を通過したニック・ブール/クバ・スミエコウスキー/トム・ディルマンとともに2024年のIMSA開幕戦に出場するが、ドライバー交代をしたことで、ウェザーテック選手権のルールにより、52号車はLMP2クラスのグリッド最後方からスタートするものと予想される。

「チームとクレモンにとっては残念な状況だ。 彼らはデイトナ24時間レースに向けて素晴らしい仕事をしてくれている」とフィッティパルディは語った。

「土壇場のところで、チームから参加してほしいとの電話をもらった。僕はいきなりグリーンフラッグを受けてレースに参加することになる」

「幸いなことに、僕にはこのクルマをドライブした経験があり、昨年は24時間レースを走った。簡単な仕事ではないだろうが、この挑戦を楽しみにしており、チームのために最善の仕事をするつもりだ」

 2023年にハースF1チームのリザーブ兼テストドライバーを務めたフィッティパルディは2024年、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからNTTインディカー・シリーズにフル参戦することが決定している。

ハースF1チームのテスト&リザーブドライバーを務めるピエトロ・フィッティパルディ

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