オースティン氏、国防総省復帰へ 感染症で療養、1カ月ぶり

オースティン米国防長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ロイター通信は26日、オースティン米国防長官が29日から約1カ月ぶりに国防総省での勤務を再開すると伝えた。前立腺がんの手術に伴う感染症で入院し、15日に退院した後は自宅療養しながら遠隔で職務を続けていた。

 オースティン氏は昨年12月22日に前立腺がんの手術を受けた。今月1日にワシントン近郊のウォルター・リード軍医療センターの集中治療室に入り、バイデン大統領らは4日まで入院を伝えられていなかった。

 野党共和党は透明性の欠如やリスク管理の在り方を問題視し、オースティン氏の辞任を要求。政権批判の材料となっている。国防総省は経緯などに関して内部調査に着手した。

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