メタバースで恋活 アバター同士で交流 茨城・日立市 3月、参加者募集

メタバース上で開かれるお見合いのイメージ(メタバース婚活協会@GAIA TOWN)

茨城県日立市は若者に新たな出会いの場を提供しようと、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した恋活イベントを3月に開く。参加者は自身のアバター(分身)を通じて、内面重視の交流ができるのが特徴という。市は参加者を募集している。

人口減や少子化対策の一環。市青少年イベント企画部が主催し、市が共催。運営は一般社団法人メタバース婚活協会(東京)が担う。

メタバース空間でのお見合いパーティーは3月9日に開催。参加者はパソコン上で「会場」に入り、アバターを通して肉声でやりとりする。全ての参加者と一対一で会話できる時間を設け、最後に気に入った相手を選ぶ。

市によると、気軽に、遠方からでも参加できるのが利点。顔写真などを公開せずに始めるため、フィーリング重視の出会いの機会になるという。事前に行うタイプ診断で、高いカップル成立率も期待できるとしている。

カップルが成立した参加者向けには同16日に「アバターデート」の機会を用意。同24日には市内での実際のデートも企画する。参加対象は市内在住か通勤通学者、または同市への移住に興味のある20~30代の独身者。参加費は3千円。希望者は2月19日までに市ホームページ(専用サイト)から申し込む。

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