喫茶店が認知症カフェをオープン

認知症の人やその家族などが気軽に集い、情報交換や地域の人たちと交流する場の認知症カフェが26日、栃木市の喫茶店にオープンしました。

1月26日にオープンした認知症カフェは、栃木市川原田町にある湯澤珈琲が開設する、「おれんじ喫茶ゆざわ」です。

認知症カフェは、認知症の人やその家族、福祉の専門家などと地域の人たちが気軽に集うサロン、参加者同士が自由に交流する場です。社会福祉法人や自治体などが開設することが多く、喫茶店が開設するのは、栃木市内では初めてで、登録するのは14番目の認知症カフェになります。

栃木市保健福祉部によりますと、喫茶店での開設は施設などの認知症カフェへの参加に抵抗がある人も、気軽に参加できるメリットがあると言います。

オーナーの湯澤和貴さんは、19年間、福祉施設に勤務した後、2022年1月に喫茶店をオープンしました。

コーヒー豆の選別を就労支援施設に依頼するなど、福祉関係とのつながりが深く、コーヒーを通じて福祉と関わりたいと考えていて、認知症カフェを開設することにしました。

この日は開所式を行い、栃木市の首長正博保健福祉部長が、湯澤さんに認知症カフェの登録証を手渡しました。

「おれんじ喫茶ゆざわ」は、栃木市運動公園の東側で、毎月第4金曜日の午前10時から11時半まで開設されます。

© 株式会社とちぎテレビ