沖縄のプールに氷! 「踏んだら、ぱきっと割れた」 気温11.8度でなぜ? 沖縄気象台「原因分からない」

 沖縄県南城市大里嶺井のあおぞら第2こども園(竹千晶園長)で13日午前8時半ごろ、屋外プールに氷が張っているのを職員らが確認した。氷は幅2メートル、長さ5メートル、厚さは1センチ以下。一部がシャーベット状になっており、約30分で溶けてなくなった。

 清掃担当の幸喜かなえさん(29)がプールに行ったところ、普段と違って波立っていないことに気付いた。指でつついたら硬くて冷たく、「氷だ」と気付いた。

 「めったにない機会」と教諭らは園児を連れてプールへ。稲嶺帆泰ちゃん(4)、岸本真采ちゃん(4)は「踏んだら、ぱきっと割れて気持ち良かった」と喜んだ。

 沖縄気象台によると13日午前4時ごろ、同市玉城糸数で11.8度を記録したものの氷のできる温度ではなく「原因が分からない」と戸惑い気味。こども園の幸喜さんは「寒いのは嫌だけど、また触ってみたい」と笑顔で話した。(南部報道部・又吉健次)

太陽の光でとけだしたプールにできた氷=13日、南城市のあおぞら第2こども園(同園提供)
プールにできた氷を手にほほ笑むこどもたち=13日、南城市のあおぞら第2こども園(同園提供)

© 株式会社沖縄タイムス社