「路面電車のまち」大集合 LRTの可能性探る

2023年8月に開業した次世代型路面電車・LRTが走る宇都宮市で26日から「LRT都市サミット」が始まりました。路面電車が走る全国の都市と連携して、LRTの新たな可能性を探ります。

全国には「路面電車」と呼ばれるものが20路線あります(※軌道、一部軌道として運行されているもの)。近年では車両の床が低く人や環境にやさしい「LRT」が注目を集め、昔からある路面電車も車両や設備をLRT化する取り組みを進めています。

「LRT都市サミット」は2009年の広島を皮切りに全国の路面電車がある都市が集まり事例や課題を話し合うもので、9回目となる今年は10の都市が参加しました。

(宇都宮市 佐藤栄一市長「まちの魅力を全国に発信し、LRTの普及促進につなげたい」)

「サミット会議」では交通ネットワークの構築、まちづくりとの連携、公共交通の事業持続性などからさまざまな取り組みが紹介されました。

(富山市の事例「乗り換え場所を新幹線改札口すぐわきに移動したところ定期利用者が増えた」)

(長崎市の事例「定住促進に向けて沿線の住宅容積率を緩和した」)

(豊橋市の事例「市には33年の歴史を持つ市民団体『とよはし市電を愛する会』がある)

最後に、人口減少社会や環境問題に対応し未来のまちづくりのためにLRTの活用を推進する「LRTサミット宣言」を採択しました。

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