クロップの後任候補に浮かぶデ・ゼルビ「私の焦点はシーズン終盤にある」

[写真:Getty Images]

ブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督がリバプール行きの憶測に反応した。

リバプールでは26日にユルゲン・クロップ監督が今季限りでの退任を表明。メディアでは早くも次の監督が誰になるのかが注目され、クラブOBであり、レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督を有力視する見方が多いなか、その候補の1人としてデ・ゼルビ監督も挙がっている。

イギリス『インデペンデント』によると、デ・ゼルビ監督はシェフィールド・ユナイテッドとのFAカップ4回戦に先立った会見で自身もリバプール次期監督の後任候補に浮かぶ状況を尋ねられると、自チームへのフォーカスを強調した。

「私の焦点はシーズン終盤にある。競争し、歴史的な部分でプレーするつもりだ。昨季と同じ目標(欧州カップ戦出場権の獲得)を成し遂げるためにプレミアリーグを戦う。ヨーロッパリーグではベスト16を戦う。FAカップだってある。昨季のウェンブリーでの敗北を覚えているし、自チームに目を向けたままだ」

一方で、クロップ監督の「エネルギーがなくなってきた」との理由による退任を巡っては理解を示しつつ、プレミアリーグとして偉大な指揮官を失う出来事と評した。

「とても残念だ。彼がリーグや国を変えれば、プレミアリーグは世界最高の指揮官の1人を失うことになるしね。私はクロップをはじめ、(ジョゼップ・)グアルディオラ、(カルロ・)アンチェロッティ、(マルセロ・)ビエルサを世界最高の監督だと思っているし、悲しいことだ」

「それ(クロップ監督の退任理由)はよくわかる。我々の仕事は最高の仕事だとは思うが、とても大変なんだ。えエネルギーが必要で、毎日のようにプッシュしないといけない。きちんとしたエネルギーをもってして働かないと、すべてを失う」

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