大島祐哉vs吉村真晴 同級生対決は吉村に軍配 30歳でベスト4進出<全日本卓球2024男子単準々決勝①>

<天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2024年1月22~28日 場所:東京体育館(東京)>

27日、2024年全日本卓球選手権大会は6日目を迎え、男子シングルス準々決勝が行われた。

朝9時からの準々決勝1コマ目は、戸上隼輔(明治大)vs田中佑汰(個人)、吉村真晴(TEAM MAHARU)vs大島祐哉(木下グループ)の2試合が行われた。

準々決勝で同級生対決が実現

写真:吉村真晴vs大島祐哉/撮影:ラリーズ編集部

吉村が30歳、大島が3月生まれの29歳と同級生対決となった吉村と大島の試合。過去にはリオデジャネイロ五輪の代表枠を争ったライバルでもあり、現在はTリーグを中心に息の長い活躍を見せている。

大島は1回戦からの登場で、インターハイ王者の三木隼(野田学園高)、前回全日本ベスト4の曽根翔T.T彩たま)、全日本社会人3位の小野寺翔平(リコー)らをオールストレートで下し勝ち上がってきた。

対する吉村はスーパーシードからの登場で全日本ジュニア2位の吉山和希(岡山リベッツ)、野田学園の後輩で伸び盛りの岩井田駿斗(野田学園中)、前回ベスト8の吉山僚一(日本大)の挑戦を退けて8強入りを決めている。

2人とも30歳になる年代ながらも日本トップクラスの実力は健在で、今大会も若手の壁となり立ちはだかっている。

写真:吉村真晴(TEAM MAHARU)/撮影:ラリーズ編集部

両者の対決は、1ゲーム目のデュースを大島がもぎ取るも、吉村が3ゲームを連取し王手。5ゲーム目は大島が意地で奪うも、バックハンドと台上の展開で吉村に分があり、6ゲーム目は吉村が大島の追撃を交わし、ベスト4進出を決めた。

写真:健闘をたたえ合う2人/撮影:ラリーズ編集部

また、3連覇を狙う戸上は、ストレートへの攻撃を上手く使い、田中をシャットアウト。ゲームカウント4-0で3連覇に向けて準決勝進出を決めた。

写真:戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス準々決勝結果 1/2

戸上隼輔(明治大) 4-0 田中佑汰(個人)

11-6/11-6/11-2/12-10

吉村真晴(TEAM MAHARU) 4-2 大島祐哉(木下グループ)

13-15/11-6/11-7/11-7/8-11/11-9

文:ラリーズ編集部

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