被災地支援、一日も早く 県民の善意5000万円、県に・山新放送愛の事業団

山新放送愛の事業団の寒河江浩二理事長(右)が吉村美栄子知事に義援金の目録を手渡した=山形市・山形国際ホテル

 山形新聞社と山形放送、公益財団法人山新放送愛の事業団は26日、能登半島地震の被災地を支援するため、団体・個人から寄せられた義援金計5千万円を県に寄託した。

 山形市の山形国際ホテルで、事業団理事長の寒河江浩二山形新聞会長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)が吉村美栄子知事に目録を手渡した。寒河江理事長は「被災地の一日も早い復興・復旧に向け、引き続き善意を募っていく」と述べ、吉村知事は「県民の温かい気持ちが伝わってくる。できる限り速やかに現地に届ける」と感謝した。

 山形新聞などが5日から受け付けている義援金は、24日に総額5千万円を突破した。県は今後、山形新聞と山形放送、山新放送愛の事業団が9日に寄託した500万円、県庁などで募っている善意と合わせ、直接被災地に贈る。

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