花巻PAスマートIC、3月20日に開通 病院へのアクセス向上も期待

 

 花巻市大谷地の東北道花巻パーキングエリア(PA)に新設されるスマートインターチェンジ(IC)が3月20日に開通する。同市内の新たな産業団地に近い好立地を生かした企業集積に加え、周辺の病院や大学へのアクセス向上も期待される。

 開通するのは、県や花巻市、東日本高速道路東北支社が整備する「花巻PAスマートインターチェンジ」。北上江釣子―花巻南IC間の花巻PAに接続し、自動料金収受システム(ETC)を利用する車両が通れる。上りは2022年12月に全線開通した市道山の神諏訪線、下りは県道花巻和賀線から入れる。

 市が造成し、今秋にも一部分譲を始める花南(かなん)産業団地まで3分と近く、近隣には半導体大手キオクシアなどが立地している北上市の北上工業団地もある。製造品や材料の輸送効率が上がり、企業誘致に弾みが付きそうだ。

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