プロスペクト・ランキング全体トップ100 最多選出はカブスの7人

日本時間1月27日、「MLBパイプライン」による2024年シーズン開幕前の「プロスペクト・ランキング全体トップ100」が発表された。チーム別に見ると、鈴木誠也と今永昇太が所属するカブスから最多の7人が選出。プロスペクトの宝庫と言われるオリオールズが6人で続いた。一方、アストロズからは1人も選ばれず。なお、今永や山本由伸(ドジャース)のように海外のプロリーグで一定以上のプレー経験がある選手は、新人王の資格は与えられるものの、プロスペクト・ランキングでは対象外となっている。

カブスは16位のピート・クロウ=アームストロングを筆頭に、26位のケイド・ホートン、47位のオーウェン・ケイシー、51位のマイケル・ブッシュ、54位のマット・ショウ、65位のケビン・アルカンタラ、73位のジェームス・トリアントスと合計7人がランクイン。昨季開幕前の時点では、トップ100にランクインしていたのはクロウ=アームストロングとアルカンタラの2人だけだったが、着実な成長を見せたホートン、ケイシー、トリアントス、昨年のドラフト1巡目指名で入団したショウ、今オフのトレードで獲得したブッシュが新たに加わった。

人数では劣るものの、「質」でカブスを大きく上回るのがオリオールズだ。ジャクソン・ホリデイが1位に選ばれただけでなく、17位のサミュエル・バサロ、19位のコルトン・カウザーも合わせてトップ20に3人を輩出。30位のコビー・マヨと32位のヘストン・カースタッドも含めると、トップ32のうち5人をオリオールズの選手が占めた。63位にもジョーイ・オルティスがランクインしているが、トップ100にランクインした6人は全員野手。投手陣に不安を残すなか、人員余剰気味の若手野手をどのように活用していくのか注目される。

なお、「MLBパイプライン」では2004年からプロスペクト・ランキング全体トップ100(当初はトップ50だった)の発表を行っているが、トップ100ないしトップ50にランクインした通算人数は、87人のレイズが最も多く、ドジャース78人、パドレス70人、パイレーツ69人、ブレーブス68人と続いている。一方、最も少ないのはエンゼルスの38人。ナショナルズ43人、アスレチックス43人、ジャイアンツ43人、アストロズ45人と続く。

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