課題研究を発表 生徒たちに学びを深めてもらおうと毎年実施 演奏や動画撮影などの取り組みも紹介/岡山・勝央町  

勝間田高校の「合同課題研究発表会・総合的な探究の時間成果発表会」が26日、岡山県勝田郡勝央町の勝央文化ホールで開かれ、総合学科5コースの生徒たちが本年度に行った取り組みや研究の成果を披露した。

森林、園芸、食品、自動車、ビジネスそれぞれのコースの授業内容にふれることで、生徒たちに学びを深めてもらおうと毎年実施。課題研究では各コースの3年生5グループが、総合的な探究の時間の授業の成果発表では2、3年生合同の12グループが登壇。全校生徒271人と保護者、学校関係者らが視聴した。

このうち、園芸コース3年生の代表グループ・谷口永恋さん(18)ら女子3人は「育てるのに水を必要とする植物と必要としない植物が共存できるか」をテーマに、乾燥地帯に生育する多肉植物と湿地帯に生える食虫植物の寄せ植えを試みた結果を報告。成長に適した温度の管理、鉢植えの仕方、環境の整え方などを説明した後、最終的に成功したことを述べた。

谷口さんらは「緊張したけど、周りから『よかった』といった言葉をもらえてうれしい」、「グループで話し合うなど、研究を進めていく過程も楽しかった。この経験が将来にも役立つと思う」と話していた。

このほか、キーボードやギターの演奏、カメラを搭載したドローンでの動画撮影の様子、ユニバーサルスポーツの開発といった多彩な取り組みが紹介された。

研究の成果を報告する食品コース3年生

© 津山朝日新聞社