終盤の失点でFA杯敗退… トッテナム指揮官は立ち上がりの悪さ嘆く 「最初の1分から相手にプレッシャーをかける必要がある」

敗戦の弁を述べたポステコグルー監督[写真:Getty Images]

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が悔しさをあらわにした。クラブ公式サイトが伝えた。

直近のマンチェスター・ユナイテッド戦から10日以上の試合間隔を経て、26日のFAカップ4回戦マンチェスター・シティ戦に臨んだトッテナム。シティに対しては本拠地トッテナム・ホットスパースタジアムで公式戦5戦全勝中だったが、前半から複数ピンチを招くと、終盤にはセットプレーから失点し、0-1の敗戦に終わった。

EFLカップ(カラバオカップ)に続き、FAカップも敗退となったポステコグルー監督は、立ち上がりから流れを掴みきれなかったことを後悔。その一方、終盤まで無失点で耐えた守備は評価した。

「前半の45分はもっと自分たちを信じ、自信を持てというものだった。一度彼らをリズムに乗せてしまうと、挽回するのが非常に難しいのはわかるはずだ」

「よく守ったと思う。ヴィック(GKグリエルモ・ヴィカーリオ)が100万回セーブしたわけでも、彼らが我々に対して多くのチャンスを作ったというわけでもない」

「遅い時間に失点したのは残念だったが、そこはどうこう言うことではない。我々は十分にハードワークしたが、相手の上をいくというよりは、試合にとどまるために最大限の努力をしていたように思えた」

また、ポステコグルー監督は試合の入りが悪かった点を強調。キックオフ直後から積極的にプレッシャーをかける必要があったと振り返っている。

「今シーズンの我々について言えるのは、どの試合においても試合の入り方が非常に良かったということだ。そのおかげでホームもアウェイも関係なく、どんな相手に対しても勢いが生まれていた。相手チームがそこから挽回するのは非常に難しい」

「今夜はその逆だった。我々は思っていたように試合に入れなかったし、そこから変化させるのは非常に難しい。後半最初の15分から20分はよりアグレッシブにプレッシャーをかけ、相手のミスを誘い、いくつか良い場面を作れていたと思う」

「ブレナン(・ジョンソン)に良いチャンスがあったが散発的なものだった。それを継続することができなかった。継続するには最初の1分から相手にプレッシャーをかける必要がある。我々はそれができなかった」

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