ブレーブスが外野手のデプスを強化 J・P・マルティネスを獲得

日本時間1月27日、ブレーブスはレンジャーズへマイナー右腕のタイラー・オーウェンスを放出し、昨季メジャーデビューした27歳の外野手、J・P・マルティネスを獲得するトレードが成立したことを発表した。ブレーブスは控え外野手の1番手がメジャー通算15試合のプレー経験しかないフォレスト・ウォールという状況のため、今回のトレードは外野手のデプス(選手層)を強化する狙いがあるとみられる。ウォールとマルティネスはともに左打者のため、今後は右打ちの外野手の獲得に動きそうだ。

マルティネスはキューバ出身の27歳の外野手。2018年3月にレンジャーズと契約すると、着実にステップアップし、2022年にはマイナーAAA級に到達。昨季はAAA級で77試合に出場して打率.298、14本塁打、59打点、38盗塁、出塁率.418、OPS.961という好成績を残し、8月にはメジャーデビューを果たした。メジャーではデビュー2戦目から5試合連続安打を記録する好スタートを切ったが、その後は失速。最終的には17試合に出場して打率.225、1本塁打、4打点、OPS.575にとどまった。

今季のブレーブスは左翼ジャレッド・ケルニック、中堅マイケル・ハリス2世、右翼ロナルド・アクーニャJr.という外野トリオが予定されているが、控え外野手に人材を欠いている。現状ではロースターの40人枠に登録されているウォールとマルティネスの争いということになるが、右打ちの外野手がアクーニャJr.しかいないことを考えると、控え外野手候補の右打者を獲得しておきたいところ。一応、今月上旬にジョーダン・ルプローとマイナー契約を結んでいるが、左右のバランスを考えると、ルプローも開幕ロースター入りの有力候補の1人と言えるだろう。

ブレーブスが放出したオーウェンスは23歳の右腕。2019年ドラフト13巡目指名で入団し、昨季はマイナーA+級とAA級で合計29試合(うち15先発)に登板して65回1/3を投げ、0勝6敗4セーブ、防御率3.03、67奪三振を記録した。AA級昇格後はリリーフでの登板が増えており、今後はリリーバーとして育成されることになるかもしれない。

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