「天ぷらで食べたい」京都府長岡京市の園児が特産品「花菜」の摘み取り体験

自分たちで植えた花菜の摘み取りを体験する園児ら(京都府長岡京市奥海印寺・西代里山公園)

 京都府長岡京市の特産品「花菜」の収穫が本格化する中、西代里山公園(奥海印寺)の農園で、昨年秋に苗を植えた幼児たちが摘み取り体験を楽しんだ。市内の5園の約170人が、収穫の喜びを満喫した。

 長岡京市緑の協会が、農園を活用して実施している。今回は海印寺と友岡、今里各こども園や長岡カトリック幼稚園、きらら保育園の年中と年長園児が参加。昨年10月下旬に苗を植え、収穫を心待ちにしていた。

 摘み取り体験は1月22、25日にあり、初日は海印寺と友岡両こども園の園児約100人が参加した。地元の農家や同協会職員らに教えてもらいながら、先端のつぼみ部分の約10センチを指で折り、10本ずつ摘み取った。

 園児は口々に「楽しかった」と歓声を上げ、「僕は天ぷらで食べたい」「私はパスタがいい」と元気に話した。

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