レンジャーズがジャンコウスキーと再契約 1年170万ドルとの報道

日本時間1月27日、昨季王者のレンジャーズは自軍からFAとなっていた控え外野手のトラビス・ジャンコウスキーと再契約を結んだことを発表した。契約条件は1年170万ドルであることが報じられており、成績に応じて出来高も発生するようだ。ジャンコウスキーは昨年1月にマイナー契約でレンジャーズに加入し、外野のバックアップ要員として開幕ロースター入り。2018年以来5年ぶりに100試合以上に出場し、球団史上初のワールドシリーズ制覇にも貢献した。

現在32歳のジャンコウスキーは2015年にメジャーデビューし、翌2016年には自己最多の131試合に出場して30盗塁をマーク。2018年は自己最多の387打席に立ち、打率.259、4本塁打、17打点、24盗塁、OPS.678を記録した。しかし、2019年10月にレッズへトレードされると、その後は多くのチームを渡り歩くジャーニーマンとなり、2020年にレッズで16試合に出場したあと、2021年はフィリーズ、2022年はメッツとマリナーズでプレー。そしてレンジャーズに辿り着いた。

開幕ロースター入りを果たした昨季はほぼ1年を通してメジャーのロースターに名を連ね、107試合に出場して打率.263、1本塁打、30打点、19盗塁、OPS.689を記録。代打、代走、守備固めなど、控え外野手として様々な役割をこなし、チームに貢献した。ワールドシリーズでは故障離脱したアドリス・ガルシアの代役として第4戦と第5戦にスタメン出場。第4戦では3回表二死満塁の好機で2点タイムリー二塁打を放つなど、4打数2安打2打点と存在感を示した。

今季のレンジャーズは左翼エバン・カーター、中堅レオディ・タベラス、右翼ガルシアの外野トリオが予定されており、ジャンコウスキーは昨季同様に「外野の4番手」という役割を担うことになる。昨季終盤に昇格して攻守両面で生きのいいプレーを見せた新人カーターが今季も同様の活躍を見せられる保証はなく、ジャンコウスキーとの再契約にはカーターが苦しんだ場合の保険という意味合いも込められているのだろう。

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