自民党裏金事件、山谷えり子氏が2403万円の不記載 福井県連所属「派閥の指示に従った」

山谷えり子氏

 自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金事件を巡り、同派顧問で党福井県連所属の山谷えり子参院議員(比例、福井市出身)の資金管理団体の政治資金収支報告書に、2018年からの5年間で2403万円の不記載があったことが分かった。山谷氏が1月26日までにX(旧ツイッター)で明らかにした。

 山谷氏は福井新聞の取材に、不記載分はパーティー券の販売ノルマを超えた分が現金で還流されるなどした額と説明。「自由に使えるとの認識はなく事務所にそのまま残っている」と述べ、全額を近く派閥に返還する考えを示した。

 パーティー券の販売や金銭の管理に関しては秘書が担っていたとし「派閥の指示に従っており事務は適切だと考えていた。理解の甘さを反省している」と陳謝した。

 派閥の収支報告書訂正に合わせ、自身の報告書も訂正する。

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