MotoGP初見参のトラックハウス・レーシング、2024年に使用のRS-GPをアンベイル。アメリカ国旗のカラーに

 1月26日、2024年よりロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦を開始するトラックハウス・レーシングMotoGPチームがアメリカ・ロサンゼルスで体制発表会を行い、マシンのカラーリングを披露した。

 トラックハウス・レーシング・チームは、2021年にアメリカの全米自動車競走協会が主催するストックカーレースのNASCARカップシリーズでレースデビューを飾った。参戦経験は浅いものの、すでに優勝や表彰台を獲得するなど数々の成功を収めている新鋭チームだ。

 そんなトラックハウス・レーシング・チームが、2024年シーズンにMotoGPクラスでアプリリアのサテライトチームとしてクリプトデータRNF・MotoGPチームを引き継いで参戦をすることとなった。

 2023年まで戦っていたクリプトデータRNF・MotoGPチームは、公共のイメージに悪影響を与える度重なる行いや参加協定違反をしてきたとされており、2024年はエントリーが取り消されることになった。そのことを受け、トラックハウス・レーシング・チームがアプリリアと提携を結び、MotoGPクラスでアプリリアRS-GPを走らせるという経緯に至ったとのことだ。

 ライダーは2023年同様に、ミゲール・オリベイラとラウル・フェルナンデスを引き続き起用。チーム名はトラックハウス・レーシングMotoGPチームでエントリーしており、マシンはアプリリアRS-GPを使用する。

 今回の体制発表会に先駆け、2023年12月5日にはイタリア・ミラノでも体制発表会が行われていた。その際にはニッキー・ヘイデンが過去の2008年に使用していたテストカラーにちなみ、アメリカ国旗をあしらったシンボリックなマシンも公開されていた。

 今回行われた体制発表会では、2024年シーズンに使用するアプリリアRS-GPがお披露目された。以前の発表時から大きな変更はなく、白を基調にアメリカ国旗をあしらったカラーリングとなっている。

 発表会にはライダーのオリベイラとフェルナンデスに加え、トラックハウスの創設者でありオーナーのジャスティン・マークスや、アプリリア・レーシングCEOのマッシモ・リボラらも登壇していた。

2024年シーズンからMotoGPに新規参戦するトラックハウス・レーシングチームの発表会

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