ふるさと大切にする心育んで 28日まで絵画展、和歌山・田辺市

テープカットをする児童(26日、和歌山県田辺市新屋敷町で)

 第32回子どもふるさと絵画展が27日、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館1階展示ホールで始まった。幼児や小中学生が身近な風景を描いた作品667点を展示している。28日まで。展示時間は27日が午後5時まで、28日は午前9時~午後4時半。

 天神崎の自然を大切にする会と紀伊民報が主催。会場には絵画の部の特選66点、準特選132点、ポスターの部の国立公園賞5点を含めた全ての応募作品を展示している。26日には小学生6人と幼稚園児1人が会場でテープカットをした。

 絵画の部で特選を受賞した田辺市稲成小学校1年の平本聖和君(7)は「魚のバスに乗って海を探検する様子を描いた。特選に選ばれてうれしい」と喜んでいた。

 このほか、昨年11月に天神崎の路肩整備工事を無償で引き受けた、田辺市目良の建設会社「出口組」への感謝状の贈呈もあった。

 天神崎の自然を大切にする会の土永知子代表理事が出口組の出口精二代表に感謝状を手渡し、「出口さんのような方々の活動に支えられている。本当に感謝している」と述べた。

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