世界初公開作品も 2月12日まで島根県立石見美術館で企画展「北斎展」

 島根県芸術文化センター「グラントワ」内にある同県立石見美術館(島根県益田市有明町5、TEL0856-31-1860)で、企画展「北斎春朗期・宗理期編」が開かれている。2月12日(月・祝)まで。「冨嶽三十六景」などで有名な江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)の若き日の作品を紹介する企画展だ。

 

 北斎に関する個人コレクションの中で質・量ともに世界屈指の水準を誇っていたのが、島根県津和野町出身の北斎研究者、永田生慈氏(1951-2018)が収集した作品群。そのコレクション2398点は、2017年度に島根県に寄贈された。

 

 本展では、県外不出の「永田コレクション」のうち、北斎が20歳から45歳頃までに用いた画号「春朗」「宗理」の作品を中心に、約280点が公開されている。永田氏が生前、「春朗期の特徴が顕著」と記していた春画「逢身八契画帖」(島根県立美術館蔵)は、世界初公開となる肉筆画だ。

 

 「今回は、2023年の松江市での開催時には展示されなかった約40点が、新しく展示もされる。北斎の若き日の作風を味わって」と同館。

 

 開館時間は午前9時半から午後6時まで(入館は5時半まで)で、毎週火曜休館。観覧料は、一般1000円、大学生600円、小中高生無料。

 

 

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希望者は「身近であった楽しい出来事・話題」(匿名での紙面紹介あり)、氏名、郵便番号、住所、年代、電話番号を明記し、はがき(〒753-0064 山口市神田町8-1 サンデー山口「北斎展 招待券」係)または応募フォーム(https://qlear.cloud/sunday/202401present3)でご応募ください。1月31日(水)必着。当選発表は、発送に代えさせていただきます。

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