PK戦でもセーブのI神戸守護神・山下杏也加、執念の同点劇で感じた「最後まで諦めないみんなのパワー」

チームの頑張りを称えた山下杏也加[写真:©超ワールドサッカー]

INAC神戸レオネッサのGK山下杏也加が優勝の喜びを語った。

準優勝した前回大会に続き、第45回皇后杯で決勝まで勝ち上がったI神戸。27日にはタイトルをかけ、三菱重工浦和レッズレディースと対戦した。

前半のうちに先制を許す展開となるも、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに髙瀬愛実がPKを決め、土壇場で延長戦へ。スコア動かず突入したPK戦では浦和Lの7人目が失敗し、I神戸の7大会ぶり7度目の優勝が決まった。

120分で1失点に抑えた山下は、執念で同点に追いついたチームの頑張りを称賛。最後尾から見ていた仲間の誇らしい姿を伝えた。

「最後まで諦めないみんなのパワーというのは後ろから伝わっていましたし、最後はパワープレーというか、ちょっと内容面で満足できないようなサッカースタイルで。それでも最後1-1に持ってこれたのはみんなの今シーズンのパワーかなと思います」

また、自身が3人目のキックを止めたPK戦にも言及。最後はポストが救ってくれたが、自らの手で決着をつけたかったと明かしている。

「まずチームメイトのキックがうますぎて絶対に止めたかったので、最後は相手が外して優勝決まったんですけど、自分が止めて終わらせたかったなと思います」

今シーズン最初のタイトル獲得については、WEリーグカップのグループステージ敗退や、昨年の皇后杯準優勝の悔しさを振り返りつつ、優勝の喜びをあらわにした。

「まずカップ戦で獲れなかったのが悔しかったのと、皇后杯去年は同じグラウンドで(日テレ・東京ヴェルディ)ベレーザでしたけど、目の前で負けてしまったことがすごい悔しかったので、リベンジできて良かったなと思います」

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