シーガルズ プレーオフ進出が消滅 トヨタ車体に0―3で敗れ4連敗

第1セット、ブロックに跳ぶ岡山シーガルズの宇賀神みずき(中央)ら=ジップアリーナ岡山

 バレーボールのV1は27日、岡山市のジップアリーナ岡山などであり、女子で10位の岡山シーガルズは6位のトヨタ車体に0―3で敗れ、4連敗。通算4勝13敗となり、5試合を残し、プレーオフに進む6位以内の可能性が消滅した。残り試合に全勝しても6位トヨタ車体(10勝8敗)を上回れないため。順位は10位で変わらず。

 シーガルズは第1セット、攻守に精彩を欠き、12―25の大差で奪われた。第2、第3セットは川島、長瀬の両センターの速攻を織り交ぜた攻撃が機能して競り合ったものの、主導権を握れず押し切られた。

 JTは久光との1、2位対決を3―1で制し、無傷の17連勝。PFUを3―0で退けたNECが3位に浮上した。

岡山シーガルズ0―3トヨタ車体

12―25

21―25

19―25

 【評】岡山シーガルズは第1セットでつまずいた。ラリーをものにできず、ミスも絡んで序盤から流れに乗れなかった。第2セット以降はセッター宇賀神を中心にセンター線を絡めた攻撃で食らい付いたが、アタック決定率は36.4%と相手を15ポイント近く下回った。成功率55.1%だったサーブレシーブも改善したい。

 トヨタ車体はセッター高佐がセンター、ライトを積極的に使い、的を絞らせなかった。

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