野球やテニスなどスポーツには肘の故障は付き物!肘痛を軽減するため、意識したい肘の曲げ伸ばしとは?【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

肘関節と肩甲骨を意識して、肘痛を軽減【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

普段から腕力をよく使う人は、肘をよく傷めてしまいがち。野球、卓球、テニスなどのスポーツでも、肘の故障は付き物です。テニス肘という言葉も有名です。

重い物を持つ場合でも、ラケットを振る場合でも、肘にかかる負担を軽減するポイントは体幹部です。人間の腕は、体幹部から分離された構造になっているため、肩関節から先(腕や手)だけを意識して、動作をしがちです。すると大きな負荷がかかったとき、肘は簡単に傷んでしまいます。

まず、肩甲骨を意識します。腕の付け根は肩関節からでなく、肩甲骨から始まっていると意識してください。それだけで腕の力強さは、各段に変わります。肘にかかる負担も、大きく軽減します。

そして、肘関節にも注目してください。肘を曲げ伸ばしする際、肘の内側を折り曲げる感覚で関節を動かしてしまいがちなのですが、内部の肘関節を意識するだけで、曲げ伸ばしをする際の肘への負担が軽減します。

【出典】『疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖』
著者:小池義孝 イラスト:千葉さやか(Panchro) 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
一義流気功治療院院長。昭和48年生まれ。平成18年「気功治療院一義流気功」を東京に開設。翌年に、気功治療の技術を伝える「一義流気功教室」を開設する。気功治療の内容はどの流派にも属さず、独自の歩みを続ける。肩こり、腰痛、猫背といった肉体の問題から、メンタルの問題まで、幅広く対応している。著書多数。30万部を超えるベストセラーになった『ねこ背は治る!知るだけで、体が改善する「4つの意識」』を始めとし、国内15冊、海外翻訳版(台湾、韓国)3冊、約累計70万部を送り出している。

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