イラク駐留軍見直し初会合 米国と新設の委員会

イラク駐留米軍主導の有志連合軍の任務見直しを巡る初会合に出席したイラクのスダニ首相(右)ら=27日、バグダッド(AP=共同)

 【カイロ共同】米イラク両政府は27日、イラク駐留米軍主導の有志連合軍の任務を見直すため、両政府が新設した「上級軍事委員会」の初会合をイラクの首都バグダッドで開いた。イラク政府は連合軍の撤収を求めるが、米側は撤収を話し合う場ではないとしている。

 連合軍は過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を目的とし、うち米兵は約2500人。会合にはイラクのスダニ首相が出席した。イラク首相府は、今後開く作業部会でISの活動状況や脅威を分析し、連合軍の任務終了時期を定めると改めて強調した。

 連合軍は声明で「イラク側に任務を移行するための条件整備に取り組む」とした。

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