J2水戸 沖縄キャンプ 守備の連動性課題 G大阪と練習試合

J1G大阪との練習試合でシュートを放つ水戸の落合=吉の浦公園ごさまる陸上競技場

沖縄でキャンプ中のJ2水戸は27日、吉の浦公園ごさまる陸上競技場でJ1G大阪と練習試合(45分×4本)を行った。メンバーを入れ替えながら、練習生を含む37人が出場。1、2本目は0-1、3本目は0-0、4本目は1-0だった。

今季初のJクラブとの対外試合で、浜崎監督は昨季と同様に4-4-2の布陣を組んだ。主力選手を中心に戦った1、2本目で1失点ずつを喫した。「連携のミスで取られた点。もったいなかった」と左サイドハーフで先発出場の得能。ともにサイドを簡単に攻略されて許した失点だった。今季の課題は守備の連動性で、キャンプ初日は念入りに確認を行っただけに悔しい結果となった。

一方で攻撃は左サイドを起点に組み立て、2本目には何度もゴールに迫る場面をつくり出した。「ショートカウンターなど準備した形はつくり出せていた。後は決め切る力だ」と得能は強調。主力陣に得点は見られなかったが、4本目には水戸ユース出身で練習生の井坂虎鉄が右CKを直接頭で流し込んだ。

まだ沖縄キャンプは始まったばかり。得能は「味方とのコミュニケーションを密にして、この期間を濃いものにしていきたい」と成長を誓った。

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