東彼杵道路の早期事業化を 期成会が4年ぶり大会 災害対策や渋滞解消訴え 長崎・川棚 

ガンバロー三唱をする参加者=川棚町中組郷、町公会堂

 長崎県の佐世保市と東彼東彼杵町を結ぶ高規格道路「東彼杵道路」の建設促進大会が27日、東彼川棚町中組郷の町公会堂であり、地元首長や大石賢吾知事ら約500人が出席し、早期事業化を国に求める決議をした。
 沿線自治体など4市4町で構成する東彼杵道路建設促進期成会が4年ぶりに開催。現在、事業化に向け、環境影響評価(アセスメント)などが進められている。
 期成会会長の宮島大典佐世保市長は能登半島地震に触れ「道路の寸断で物資輸送、被災者支援が困難になっている。強固な道路ネットワークの重要性を痛感した」と早期整備の必要性を強調。渋滞解消や県北地域から長崎空港へのアクセス向上などの効果も訴えた。このほか、国道205号針尾バイパスの早期完成などを決議した。

© 株式会社長崎新聞社