甘い、肉厚の葉 ちぢみほうれん草が収穫ピーク 茨城町

ちぢみほうれん草を丁寧に収穫する清水伊織さん(中央)ら=茨城町宮ケ崎

ビタミンやミネラルなどが豊富で冬場限定の葉もの野菜として珍重される「ちぢみほうれん草」の収穫が最盛期を迎えている。

ちぢみほうれん草は、葉が肉厚でちぢれ、甘みが強いのが特徴。露地栽培で寒さにさらすことで、肉厚になった葉が縮み、甘みが増す。JA水戸ひぬま支店は、12月までは糖度8度以上、1月からは糖度10度以上と出荷規定を決めている。

茨城町宮ケ崎の清水伊織さん(46)方では、朝から技能実習生らが、包丁を使って、ちぢみほうれん草の根を切り取り、一株ずつ丁寧に収穫している。繁忙期は1日200キロ出荷するという。

清水さんは「昨年暮れは暖かさが続き株が大きく、1月に入り、寒さが厳しくなってきたので、糖度の高いものができている。おひたしやソテーにして季節限定の野菜を食べてほしい」と話した。

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