チャビ・エルナンデス監督が電撃的に今シーズン限りでの退団を発表したバルセロナ。バルサ・アトレティックを指揮するラファエル・マルケス監督が意欲を見せている。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。
27日、ラ・リーガ第22節でバルセロナはビジャレアルをホームに迎えた。24日にはコパ・デル・レイのアスレティック・ビルバオ戦で4-2で敗れるなど、ピリッとしないバルセロナ。ホームにビジャレアルを迎えた中、2点を先行されるが後半に入り3連続ゴールで逆転。勝利かと思われた中、その後に3失点。長いアディショナルタイムに2失点を喫し3-5で惨敗した。
試合直後に今シーズンでチームを去ることを明かしたチャビ監督。同日に行われたプリメーラ・ディビシオンRFEF(スペイン3部)の第21節でフエンラブラダに勝利したバルサ・アトレティックのマルケス監督が後任の座について言及した。
「それはプロセスの一部だろう。私にそれが起こるべきなのであれば、必ずやってくる」
「バルセロナの監督になりたくない人はいないだろう。私は準備を続けるつもりだ」
「理事会には今からリーグ終了までの間に慎重に考える時間が与えられると思う。このようなチャンスにノーとは言えない」
後を継ぐことへの意欲を見せる一方で、そのために準備をするとしたマルケス監督。ただ、『ムンド・デポルティボ』によれば、理事会としてはマルケス監督を後任に据えるつもりはないようだ。
マルケス監督は今年6月で契約が満了。バルサ・アトレティックでの仕事ぶりは評価されており、そのまま継続して指揮を執らせたい意向があり、少なくとも現時点での後任候補リストのトップにはいないという。