高校生が身の回りの課題を探究、解決へ 長崎県内12校が参加

プロジェクトを発表する生徒ら=長崎市、活水高

 高校生が身の回りの課題を見つけて探究し、解決に向けた取り組みを発表するコンクール「全国高校生マイプロジェクトアワード」の長崎県大会「県サミット」が21日、長崎市宝栄町の活水高であった。
 同サミットは、西海みずき信用組合(佐世保市)と活水学院キャリア教育センター、同プロジェクト実行委の共催。県大会は昨年度から始め、今回初めて対面で実施した。
 県内12校から22チーム・個人が参加。5班に分かれ、それぞれプロジェクトを披露した。県立口加高のチームは、南島原市を訪れる外国人観光客を増やそうと「南島原人生ゲーム」と題した体験型観光を提案。県立猶興館高のチームは、平戸市の選挙の投票率を上げようと作成したパンフレットについて紹介した。
 発表後、生徒らは県内で活躍する社会人サポーターから評価や改善点などのアドバイスを受けた。同校2年の宮國和華さん(17)は「交流サイト(SNS)で発信するメリットやデメリットを、普段接することのない大人の方から聞くことができて勉強になった」と話した。
 参加者は今後、プレゼンテーションを動画などで実行委に提出。全国から選ばれたチーム・個人が、3月下旬に開かれる全国サミット(東京)に出場できる。

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