メッツが右腕オッタビーノと再契約へ 1年450万ドルで合意との報道

MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、メッツは自軍からFAとなっていた38歳のベテラン救援右腕アダム・オッタビーノと1年450万ドルで再契約を結ぶことで合意に至ったようだ。オッタビーノは昨季終了後、1年675万ドルの選手オプションを破棄してFAとなり、「勝てるチーム」との複数年契約を目指していたが、希望に合うオファーを得られず、メッツと再契約することを選択した。自身が破棄した契約よりも安い金額でメッツに残留し、引き続きブルペンの一角を担うことになる。

オッタビーノはメジャー13シーズンで通算664試合に登板して39勝41敗45セーブ、180ホールド、防御率3.42を記録しているベテラン救援右腕。2010年にカージナルスでメジャーデビューしたあと、ロッキーズで7年間プレーし、2019年以降は東海岸に活躍の場を移している。2019~20年はヤンキース、2021年はレッドソックスでプレーし、2022年からメッツに加入。昨季は66試合に登板して61回2/3を投げ、1勝7敗12セーブ、12ホールド、防御率3.21、62奪三振をマークした。

オッタビーノはメッツの2024年シーズンの方針が不透明であることを理由に、「勝てるチーム」への移籍を希望して選手オプションの破棄を決断。38歳とはいえ、3年連続で66試合以上に登板するなど結果を残してきたため、強豪チームから複数年契約のオファーを得られると期待していたとみられる。しかし、自身初のワールドシリーズ出場を望むオッタビーノのもとに、希望に合うオファーは届かなかったようだ。

オッタビーノの残留により、今季のメッツのブルペンは守護神エドウィン・ディアスが故障から復帰してくること、ホルヘ・ロペスとマイケル・トンキンが安価な1年契約で加入したことを除けば、昨季とほぼ同じメンバーとなる。オッタビーノ、ブルックス・レイリー、ドリュー・スミスの3人が中心となってセットアッパーの役割を担い、守護神ディアスへとつなぐ「勝利の方程式」を形成することになりそうだ。

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