1974～75年に起きた連続企業爆破事件の一つに関与したとして、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡容疑者（70）を名乗る男が、「ウチダヒロシ」という名前を使い、数十年前から神奈川県内の工務店で、住み込みで働いていたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。
男が桐島容疑者であれば、偽名で長期にわたって神奈川県内に潜伏していた可能性があり、警視庁公安部は経緯や支援者の有無を調べる。健康保険証や運転免許証は持っておらず、入院先の同県鎌倉市の病院では自費で診療を受けていた。
男は「最期は本名で迎えたい」と話している。
