菅井八段と藤井八冠 駆け引き緊迫 島根で王将戦第3局 対局再開

対局を再開する菅井八段(左)と藤井王将=28日午前9時、島根県大田市(日本将棋連盟提供)

 将棋の菅井竜也八段(31)=岡山市=が藤井聡太王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=に挑戦する第73期王将戦7番勝負の第3局は28日、島根県大田市の「国民宿舎さんべ荘」で2日目に入り、午前9時に対局が再開された。

 先手の菅井八段が前日、中盤の勝負どころで封じた45手目、7三歩から再開。既に本格的な戦いは始まっており、両者による緊迫した駆け引きが続いている。

 王将戦7番勝負は持ち時間各8時間の2日制。今シリーズは藤井王将が開幕から2連勝し、菅井八段にとってはシリーズの流れを変えるためにも負けられない一戦となっている。昼食休憩を挟み、夜までに決着がつく見通し。

菅井八段の2日目午前のおやつ、縁むすびおはぎとオレンジジュース(日本将棋連盟提供)
藤井王将の2日目午前のおやつ、チーズタルト&カステラとブルーベリー甘酒スムージー(日本将棋連盟提供)
さんべ荘で開かれた大盤解説会には、菅井八段の後援会・竜棋会の大澤要事務局長(手前中央)ら岡山県のファンも訪れ、熱戦の行方を見守った=島根県大田市
大盤解説会で熱戦を見守る菅井八段の後援会・竜棋会のメンバーら=島根県大田市
菅井八段の2日目の昼食「わさび飯」(日本将棋連盟提供)
藤井王将の2日目の昼食「かつべ牛ステーキ重」(日本将棋連盟提供)
2日目の午後のおやつは、菅井八段、藤井王将ともアイスグリーンティーのみだった(日本将棋連盟提供)

© 株式会社山陽新聞社