第96回選抜高校野球大会(3月18日から13日間・甲子園)の出場決定から一夜明けた27日、作新学院ナインは同校グラウンドで約2時間半の練習に汗を流した。
前日同様に選手たちの様子は変わらず、ミーティングでも小森一誠(こもりいっせい)主将が「選抜出場決定はまだ通過点。気を引き締め、覚悟を持って練習していこう」と呼びかけ、午後2時に練習が始まった。
野手陣は選抜大会から導入される低反発バットも使って打撃練習。塁上にランナーを置き、打球速度の見極めや外野守備の対応を確かめた。投手陣はブルペンで捕手を座らせ、入念に投球動作を確認した。
昨年11月の明治神宮大会では準優勝の原動力となり、選抜大会でも活躍が期待されるエース小川哲平(おがわてっぺい)は「日本一にふさわしい投手を目指し、意識を高く持って練習に取り組みたい」と気合十分だった。