ダイエット中に頭痛などの不調が現れることがある?知っておきたい断食中の健康維持の話【専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方】

不食日によくある不調〈頭痛〉

不食日当日の不調として、眠気やだるさの次に多いのが頭痛です。頭痛は、ずぼら断食以前の食生活で、カフェインをたくさん摂取していた人に出やすい症状です。

カフェインには血管を収縮させる作用があり、摂取をやめると血管が少しずつ拡張して元に戻っていきます。すると、締めつけから解放された脳への血流が大幅に増え、頭がボーッとしたり、ズキズキと脈打つような頭痛を引き起こすケースがあります。普段から緑茶、紅茶、コーヒーを1日に5杯も6杯も飲んでいたという人は、注意が必要です。

では、症状が出たときはどう対処したらいいのでしょうか。そんなときは、カフェインの入ったドリンクを口の中に含むようにゆっくりと飲みます。ただし、飲む量には注意を。カフェインが空腹の胃を刺激すると胃酸が出やすくなり、食欲が湧いてきてしまいます。

頭痛が治ったとしても、今度は空腹と闘わなくてはいけないので、自分の体と相談しながら少しずつ補給するのが望ましいでしょう。ちなみに不食日は、頭痛薬をはじめとする市販薬の服用をできるだけ避けてください。体内に溜まった毒素を排出させようとしているのに、薬を飲むことによって排出をストップさせてしまうからです。

出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』

【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
著:関口 賢

運動不足や日々の生活の忙しさなど、さまざまな理由で太ってしまった、さらに「何をやっても痩せない…」という人も多いと思います。そんな人に向けて、本書では10万人以上を痩せさせてきたダイエット専門鍼灸院の総院長である著者が考案した、自宅でできる究極のダイエット法『ずぼら断食』を紹介します。人間は食べることが必要不可欠ですが、食べることで不健康にもなります。体のためにと思って食べていたことが、逆に体の負担になってしまっていることもあり、それが肥満や不調の元になっているのです。まずは食べないことがどのような健康効果をもたらすのかを徹底解説。そのうえで、誰でも簡単に取り入れられる8時間断食から、痩せて体質改善もできる16時間断食、ストンと痩せて体がリセットできる24時間断食、さらにストイックにガッツリ体重を落としたい人向けの32時間断食など、自分自身の目的とやりやすさに合わせた4つのプログラムから選択できます。栄養過多な状態にある体を断食で一度リセットすることで、何をしても痩せなかった体がみるみる痩せていくだけでなく、慢性的に感じていた不調や健康診断の数値も劇的改善できます!ダイエットでなかなか結果がでない人も、疲れやすかったり、原因不明の謎の不調を抱えている人などにもぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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