大分で訓練機が滑走路逸脱 けが人なし、安全委調査へ

着陸時に滑走路から逸脱した小型ジェット機=28日午後4時24分、大分空港(共同通信社ヘリから)

 28日午後2時10分ごろ、訓練飛行をしていた小型ジェット機ホンダ・エアクラフトHA420が、大分空港に着陸した際、滑走路から逸脱し脇の草地で止まった。国土交通省大分空港事務所によると、乗員男性3人にけがはなく、火災も発生しなかった。国交省は事故につながりかねない重大インシデントに認定。運輸安全委員会は航空事故調査官2人を指名した。

 滑走路は約1時間閉鎖され、日航や全日空の計4便が欠航するなどダイヤが大きく乱れた。

 本田航空(埼玉県)などによると、同社大分事業所に所属する教官や訓練生らが乗り、午後0時20分ごろに大分空港を離陸。予定通りの時刻に着陸したが、滑走路の左にそれた。

着陸時に滑走路から逸脱した小型ジェット機=28日午後4時21分、大分空港(共同通信社ヘリから)
大分空港=2022年

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