新「金太郎」の改装を祝う 35年の「老舗」居酒屋に100人 沖縄・名護市

 沖縄県名護市大南にある老舗の焼き鳥専門の居酒屋「金太郎」が改装し、14日には常連客など約100人がお祝いに駆け付けた。オーナーの比嘉康さん(67)は「35年間も多くの常連客に愛され感謝でいっぱい。今後も精進します」とお礼を述べた。

 同店は1989年に同市東江で開業。数回の移転を経て、8年前に現在の場所に移転した。

 同店からのれん分けしてもらった伊是名貴彰さん(48)は、20年前に東江埋め立て地で「金太郎」をオープンさせた。「私を拾って料理人にしてくれたおやじは最高の料理人です。感謝しかありません」と目頭を熱くした。

 比嘉さんの幼なじみの座覇一弘さんは「当時の居酒屋はチェーン店が2店舗あっただけ。金太郎は個人居酒屋としては老舗だったはず」と話した。

 改装した店は当面、昼の弁当販売からスタートする。

(玉城学通信員)

改装した「金太郎」。多くの常連客がお祝いに駆け付けた=14日、名護市大南

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