ロシア機墜落「状況不明」 遺体見せず不可解とウクライナ

ロシア西部ベルゴロド州のロシア軍輸送機墜落現場=25日(連邦捜査委員会提供・AP=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は27日、ロシア西部でのロシア軍輸送機墜落について「状況は完全には明らかになっていない」と述べた。ウクライナメディアが報じた。ロシアは搭乗していたウクライナの捕虜ら74人が死亡したと主張しているが、ブダノフ氏は、ロシアが現場の遺体写真や映像を公開しないのは不可解との認識を示した。

 ロシア国防省は24日、軍の輸送機イリューシン76がウクライナ国境の西部ベルゴロド州で撃墜されたと発表。プーチン大統領は、ウクライナ軍が発射した欧米供与のミサイルで撃墜されたと主張した。ウクライナは関与について明言せず、国際的な調査を求めている。

© 一般社団法人共同通信社