大の里 新入幕敢闘賞 11勝締め

大の里の勝利を喜ぶ、ふるさとの津幡町住民=町文化会館シグナス

 大相撲初場所(両国国技館)千秋楽の28日、新入幕の大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)は東前頭10枚目の玉鷲を引き落とし、11勝で新春の土俵を締めくくった。新入幕場所で2桁勝利を挙げたことが評価され、敢闘賞に選ばれた。所要5場所での三賞受賞は4場所の伯桜鵬に次ぐスピードで、能登半島地震の被災地を元気づける活躍を見せた。

 大の里は取組後、新入幕会見で師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)から敢闘賞を目指すようハッパを掛けられたことに触れ「師匠に言われた通りにできて良かった」と喜んだ。

 石川県出身力士では、2014年初場所で遠藤が敢闘賞を受けており、三賞受賞は21年名古屋場所で遠藤が選出された技能賞以来となった。

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