5月に全国泣き相撲大会 2月から豆力士募集 花巻・東和三熊野神社

ポスターを手に全国泣き相撲大会の開催をPRする伊藤宮司

 毘沙門まつり実行委員会(中村勝吉委員長)は、5月4、5の両日に花巻市東和町北成島の三熊野神社で第36回毘沙門まつり・全国泣き相撲大会を開催する。赤ちゃんの健やかな成長を祈願するイベントで、前回と同規模で実施。2月1日に参加する豆力士の募集を開始する。

 同神社に伝わる「十二番角力(すもう)式」(市無形民俗文化財)に由来。秋の神事とは別に1988年から5月の大型連休にも開かれ、全国から集まった豆力士が、泣いたり笑ったりのほほ笑ましい取組を繰り広げる催しとして知られる。

 新型コロナウイルスの影響で中止、規模縮小を余儀なくされた年もあったが、前年から再開。今回は4、5日の2日間開催で、募集定員は600人。開催日当日に生後半年から1歳半まで(2022年11月1日~23年10月31日生まれ)の子どもなら誰でも参加できる。

 同実行委事務局で同神社の伊藤幸夫宮司(47)は「子どもたちの笑顔は皆をほっとさせる。新緑の芽吹く季節にこれからの時代を背負って立つ子どもたちがたくましく育つことを願いたい」と参加を呼び掛ける。

 募集期間は来月1~15日で、定員になり次第締め切る。定員を超えた場合はキャンセル待ち登録になる。参加料は着衣、記念品などを含め1人2万円。

 参加希望者は所定の申込書に必要事項を記入し、ファクス、電子メール、郵送、持参で同神社などに申し込む。申込書は同神社などで配布しているほか、市ホームページからダウンロードできる。

 問い合わせは同神社内参加受付係=0198(42)3921=、または市東和総合支所地域振興課産業係=0198(41)6512=へ。

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