【韓国】韓進が海外拠点拡大、グローバル事業を強化[運輸]

韓国物流大手の韓進は26日、グローバル事業強化に向けて、2023年時点で18カ国・14法人・34カ所ある海外拠点を、今年はアジアや欧州を中心に22カ国・17法人・42カ所に増やすと発表した。

これに先駆けて同社は昨年12月に日本法人を新設した。日本法人を通じて、韓国だけでなく中国や欧州などから発送される電子商取引(EC)商品の通関や、最終の物流拠点から消費者宅までの「ラストワンマイル配送」を推進する。

また、半導体や自動車部品、電気自動車(EV)バッテリー素材などの運送事業にも進出してフォワーディング事業を育成する方針だ。

3月にはタイ法人を設立する。昨年6月にはタイ東部チョンブリ県のレムチャバン港近くにコンテナフレートステーション(CFS、貨物の集約および作業拠点)を開場しており、すでに現地の物流市場に進出している。

■東南アで運送事業を展開へ

このほかミャンマーやカンボジア、マレーシアなどにも拠点を構えており、東南アジアでの国境を越える運送事業も推進する。

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