全国エリアバス大調査「恩師国際釣堀場」

全国に存在するバスの管理釣り場。今回は取材許可をいただいた15エリアを北は東北から、南は関西まで、編集部員が実際に行って大調査!「管釣り」と侮ることなかれ、ポンドも個性色々。あなたにピッタリのエリアがきっとあるはず!

●文:ルアマガプラス編集部

恩方国際釣堀場

東京都八王子市にあるバス管理釣り場。圏央道八王子西インターから車で7分というアクセスの良さを誇る。設立された昭和30年代は米軍関係者の保養所的な施設だった。大きな特徴は、ハードルアー専用の第一ポンドとワームも使えるプール的な第二ポンドの2つの池があること。そして、どちらも水がクリア!

― 楽しみながら、バス釣りの実力も上がるクリアウォーターの池

周囲には津久井湖、相模湖といったメジャーフィールドがあり、富士五湖へもアクセスがいい恩方国際釣堀場。そんな有名湖でなかなかバス釣りをマスターできない人が、練習に使えるように…というのが、この管理釣り場の一つのコンセプト。だから、水はクリアになっていて、バスの反応もよくわかるし、うまい人のルアーアクションも勉強できるというわけ。今回、筆者は第一ポンドでスピナーベイトを使ってみたが、実際に何度もバイトシーンを目撃! これには興奮した! 与えているエサがペレットではなく小魚などなので、ハードルアーに対する反応は上々。なんと、小魚の逃げ場と産卵スペースを作ることによって、エサが自然繁殖しているという。ワームOKの第二ポンドもバスの活性はよく、簡単に3本釣れた。初心者はもちろん、サイトフィッシングを極めたい人にもいい練習場だ!

アクセス

●圏央道八王子西ICより約7分間。
住所:〒192-0153 東京都八王子市西寺方町923
電話番号:042-651-3218
公式HP:https://www.ongatakokusai-obfp.com/
休業日:火曜(祝日の場合は営業)

料金

第一ポンド
1時間:1,500円(おとな)、1,000円(子供)
2時間:2,000円(おとな)、1,500円(子供)
3時間:2,500円(おとな)、2,100円(子供)
6時間:4,500円(おとな)、4,100円(子供)
第二ポンド
30分:1,000円(おとな)
1時間:1,500円(おとな)、1,000円(子供)

レギュレーション◯キャッチ&リリース
◯フックはバーブレスを使用。もちろんバーブをつぶすだけでもよい
◯第一ポンドはハードルアー専用(ラバージグはトレーラーナシならOK)

●オススメルアー

店主の大石さんにおすすめルアーを聞いたが「それはご自身の釣りたいルアーです」との答え。だから、取材時に釣れたルアーを紹介。第二ポンドではマイラーミノーの「瀕死リグ」で1本。(写真にはないがヤマタヌキでも釣った)第一ポンドでは常連の渡邊さんがピーナッツ(DAIWA)で釣り、筆者はSV-3(メガバス)で1本出した。

第二ポンドで何本か釣った後に第一ポンドへ。筆者はスピナーベイトで何度もバイトシーンを目撃して大興奮! そのうち1本は釣ることができた。

凄腕の常連・渡邊さんが、クランクベイト「ピーナッツ」で釣ったバス。ウィードベッドの上を巧みに巻いたら、下から突き上げるように食ってきた!

左の大きいほうがハードルアー専用の第一ポンド、右の小さいほうが第二ポンド。①島:この島は立ち入り禁止だが、周囲のシャローエリアは水草も多く好スポット。②フローティングマット:水草をパイプで囲った浮きものストラクチャー。ナチュラルなシェードを形成。③水中の井形:バスが付きそうなマンメイド。④放水:夏は約18℃、冬は約16℃という安定した水温の湧水が流れ込む。バスの魚影は濃い。⑤岸際ブッシュ:バスのつき場でもあるし、小魚の逃げ場所にもなっている。第二ポンドも、ボトムには様々なものが落ちていた。

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