ヘイリー氏、サウスカロライナ州予備選敗北でも選挙戦継続の意向

Jeff Mason

[ワシントン 28日 ロイター] - 米共和党の大統領候補指名を目指すヘイリー元国連大使は28日、党指導部がトランプ前大統領との候補指名争いで誠実な審判役を果たしていないと批判するとともに、2月のサウスカロライナ州予備選で勝利することが選挙戦継続の必要条件にはならないとの立場を示した。

米NBCの番組で語った。

ヘイリー氏はサウスカロライナ州知事を務めていたが、世論調査ではトランプ氏に支持率で大きくリードされている。予備選は2月24日に行われる。

ヘイリー氏は「私の勢いが強まり、サウスカロライナでニューハンプシャーより強いことを示す必要がある」と表明。しかし「必ずしも勝つ必要はない。ニューハンプシャーより良い結果を残し、接戦に持ち込む必要があることは確かだ」と語った。

共和党の重鎮らはトランプ氏を支持し、共和党全国委員会(RNC)の委員がトランプ氏を推定大統領候補として宣言することを提案。ただ、同氏が難色を示したためRNCは提案を取り下げた。

ヘイリー氏はRNCが誠実な審判役だったかとの問いに「明らかに違う」と応じ、初戦2州で候補を決めるのは民主主義的ではないとの認識を示した。

また、トランプ氏が抱える複数の刑事裁判について、選挙戦からますます注意を奪われると予想した。

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